オクターブ音孔
こんにちは!
アルトの鈴木です😊
あっという間に正月も終わり、2月に突入です!
先日は神谷さんもブログで書いていましたが124年ぶりの2月2日の節分でしたね!
世の中の親御さんは小さな炭治郎や鬼殺隊の柱達にコテンパンにされたのでないでしょうか👺
そして2月のメビチューブはコブクロさんの「卒業」をお届けしました!
これから卒業を迎える皆様に多大なるご多幸が有りますように、心を込めて演奏させていただきました。
https://youtu.be/6lovZldOd4g
緊急事態宣言も延長してしまうようですが、演奏をホールでお伝えできない間も絶対に腕を落とすわけにはいかないし、楽器のコンディションも落とすわけにはいかないというわけで調整でまた少し改造してきました!
私の使ってる楽器、YAMAHAのYAS875EXGには元々「G1」というネックが標準装備されていますが、他にもE1やC1、V1といったテーパーやオクターブキィ音孔の大きさや位置が違ったネックにそれぞれラッカー、金メッキ、銀メッキ、総銀など(特注なら他にも)といった種類があります!
この間V1の総銀のネックに買い替えたのですが、G1ネックと音孔の大きさが0.25mm程度違いがあります。
よく冬の寒い時に練習している時にオクターブレバーを押したソ#やラの音を吹いた時にオクターブ下の音が僅かにノイズとして混ざってしまう事ってありませんか?
あれは息と管内の温度差で結露した水分がオクターブ音孔を塞いでしまうことによっておこります。
他にもオクターブ音孔が狭すぎることによって引き起こされる事もあります。
もちろんどんなに音孔を大きく開けても構造上そういった現象は起こりますが多少緩和することが出来ます!
音孔が狭いとコントロールがしやすい分、高音がタイトになる為少し抜けにくく詰まりやすくなってしまうので、V1とG1のいいとこ取りをする為少し音孔を広げていただきました。
V1の音孔が約1.7mm~17.5mm程度
G1の音孔が約2.0mm~2.05mm程度
(個体差あり)
という事で思い切って2.0mm程度まで開けてきました!
これが難しくて、どんどん抜けが良くなってきますが開けすぎると戻せない。
なんとか2.0で踏みとどまって、一先ずこれで練習していってまた要相談といった感じで終えてきました🎷
あとサイドキィにコルク貼って高さを2mm上げてもらいました。なんと美しい。
毎回思いますが、リペアの力は偉大。
こうやって少しいじった変化を本当はメビウスメンバーに聴いてもらいたい、アドバイス貰いたい、それが無くても早くみんなで一緒に吹きたい。何より皆様にコンサートホールで生の音楽をお届けしたい。
でも今はぐっと我慢して、いつか絶対戻ってくる日常を夢見て、精進したいと思います。
冬の寒さと一緒にコロナが去ってくれることを祈るばかりです。
2021/02/03 10:31 | alt. 鈴木達也 | COMMENT(0) | TRACKBACK(0) TOP